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2008年2月 6日 (水)

糸山泰造著「絶対学力」

二年生Rが、今はまっているどんぐり倶楽部(サンプル問題)(一年生用)

この作者こそが「糸山泰造」 この本に衝撃を受けました。 12歳までに「絶対学力」をつける学習法 (本の目次と前書き・あとがきが見れます。)

こんなに良質な算数文章題を作る人って、どんな人?糸山泰造 「絶対学力」 (公式HP) (HPはとっても読みつらいけど)

Rも小学生になり、自分で「考える」学習をしてほしい、だけど何をどうしたらいいのか分からない、という状況が続いていたなか、通っている教室で「どんぐり倶楽部」なる算数の文章題が宿題にでるようになりました。文章を読み、理解して、自分で図を描き、ビジュアルで認識するというもの。作者の糸山氏はこれを「視考力」と読んでます。しちだ式でいう所の「イメージ力」でしょうか。教室では、「図を書く練習です!」と言われ、Rは「そうか、図(=絵)を書けばいいのね!」とばかりに、登場人物のアリくんやフンコロガシ君の詳細を一生懸命描く始末でした。算数を解くために図式にする、という感覚がRに分かるはずもなく、問題を読んでは、「わかんなーい」を連発。主人も「こんな難しいものを段階を踏まずやらせては、算数が嫌いになる」と否定的。石の上にも半年、とにかく「出来る日が来るのを待つ」気持ちで、問題をやらせていました。我慢比べです。

「あっ!」とひらめく瞬間の嬉しそうな表情は見逃せませんし、「できた~」と叫ぶときの満足そうな顔。ただ「計算が速い」だけでは得られない、何かを生み出す力を感じます。
これまで1日○枚のプリントや計算問題を機械的にこなしてきたRには、問題もよく読まず「パーッ」と記入してしまう癖があります。幼児期の頃は「あぁ、プリントが好きなのね~。よしよし、私も楽チンだわ~」とむしろ喜んでいましたが、今では「反射的」に行うことが「思考停止」を招くことになるのでは?と疑問も持つようになりました。「どんぐり倶楽部」に出会わなければ疑問を持つこともなく、計算が速いだけで安心していたかもしれません。

最後に、この文章題は大変上質だと思いますが、私は糸山氏の提言そのものを全部受け入れる覚悟はありません。またまた、良いとこドリ!で行きましょう。

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